ビットコインの半減期

ビットコイン、半減期到来 6万ドル台で値動き乏しく

日本時間20日の午前9時9分、暗号資産(仮想通貨)であるビットコインに「半減期」が到来した。半減期とはビットコインの価値が薄まるのを防ぐため、新規コインの発行ペースを「半減」させるシステムだ。

2024年4月22日 日本経済新聞

メルカリで貰った300円分のビットコインに積み増しして500円にしたビットコイン、一時1500円近くまで値上がりしましたが、今は1300円台で落ち着いています。

じゃあ、10万円だったら30万円になったかというと、精神的におそらく落ち着かないでしょうから、このような異常な値動きをする商品は、失っても痛くもない程度にしておくほうが無難だと思います。

このビットコインはデジタル通貨で、取引に「ブロックチェーン」と呼ばれる技術を利用しています。

ブロックチェーンとは簡単に言うとビットコインの取引記録をまとめた台帳の役割を担っています。トランザクションと呼ばれる取引データをブロックで管理し、それらのブロックを一つのチェーン状にして分散管理していることからブロックチェーンと呼ばれています。

ブロックチェーンの仕組みはとてもシンプルにも関わらず、データ改ざんに強く、取引履歴を記録しておくのに適しているため、ビットコインをはじめとする仮想通貨の取引に留まらず、さまざまな取引に応用すべく開発が進められています。

ビットコインのブロックチェーンは、約10分ごとに新しいブロックを生成しており、ブロック生成の報酬として、マイナー(マイニングする人)にビットコインが与えられます(マイニング報酬)。

このマイニング報酬は、ビットコインが初めて発行された2009年から始まり、約4年(21万ブロック)ごとに半分に減少してきました。これは、ビットコインのインフレを防止するための仕組みで、ビットコインの供給量をコントロールするために行われています。

しかし、マイニング報酬が半減していくと、マイニングにかかるコストに見合わなくなる可能性が高まり、いずれは新しいブロックが生成されなくなってしまう恐れがあります。果たして、その時がビットコインの寿命なのか、あるいはビットコインの希少価値が高まり、マイニングする動機が維持されるのか、まだまだわからないことが多いです。

日付半減期後のマイニング報酬
2012年11月28日25BTC
2016年7月9日12.5BTC
2020年5月11日6.25BTC
2024年4月20日3.125BTC
2028年頃1.5625BTC
ビットコインの半減期一覧
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