〈小さくても勝てる〉古い産業機械、基板修理で復活
中小、保証期間後の「駆け込み寺」に 売り上げ年5割成長
製造から数十年がたち寿命を迎えた産業機械がよみがえる。故障した機械でも、劣化した電子基板を修理すると多くは再び動くようになる。循環型経済への移行を背景に、メーカーが正規の修理に応じる「保証期間」の終了後も機械を使い続けられるようにするビジネスが活況だ。複数の中堅中小企業が参入し、年1万件の注文を受け年率5割で成長する例もある。
2024年12月13日 日本経済新聞
昔の機械は単純なものが多いので、修理しやすいというメリットがあります。テスターやオシロスコープを使って、ハンダゴテでコンデンサーやコイルなどを交換すれば使えるようになることが多いです。
「クラシックカー・ディーラーズ」という番組を見ていますが、昔の車はアナログ的なので修理すればずっと乗れるようです。(日本では年数が増すほど懲罰的課税が行われ、新車に乗り換えることが奨励されているのとは対照的です。)
それに比べて最近の機械は集積回路のオンパレード。ハンダゴテを使って自分で修理することができないので、丸ごと取り替えない限り修理は不可能です。もっとも、集積回路のおかげで故障が少なく、コンパクトかつ省エネになっているのですが。
修理しながら、何十年と使う方がよっぽど省エネだと思います。