全員が大学に行く必要があるのか

子3人以上で大学無償化 上限70万円、学業要件は厳しく

進学に伴う家計の負担を軽くするため、政府は7日、3人以上の子どもを扶養する「多子世帯」の大学の授業料を無償化する法改正案を閣議決定した。所得制限をなくし、2025年度から新たに41万人が支援対象となる。現在の支援制度の利用者は対象となる学生の6割ほどにとどまり、高校を通じた学生や保護者への周知が必要となる。

2025年2月7日 日本経済新聞

大学に行くことで世界が広がるかというと、そんなことはありません。

逆に、大学に行き、さらに大学院に進んでしまうと、その後のキャリアの足枷になることすらあります。

高卒なら雇ってもらえる仕事でも、大卒なら断られることすらあります。そこまでの高学歴は必要ない、というスペックのミスマッチが起きることがあります。だったら大学なんて行かないほうが良かった、とならないように。

増えた大卒、職とミスマッチ 「事務希望」は17万人過剰

製造や建設などの現場が人手不足に苦しむ一方、”人手過多”となる職種が生まれるミスマッチが起きている。特に事務職は求職者が求人を17万人上回る。ここ30年で高卒就職者は7割減ったのに対し、大卒就職者が4割近く増えたことが一因だ。成長に必要な労働力を確保するには、働き手を増やすだけでなく求人と求職者のズレを埋める必要がある。

2025年1月19日 日本経済新聞
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