チケットノルマの深い沼、日本エンタメ界にまん延 法令違反の恐れも
ある市民オペラの独唱者のオーディション告知に、応募資格として「100枚以上、チケット販売にご協力いただける方」と書いてあった。
演目は有名なイタリア・オペラで、主要な役は音楽大学などで専門教育を受けた人でなければ歌えない。海外ならばプロが相当なギャラをもらって歌う役だが、そこにも日本では「チケットノルマ」が課せられている。
2025年7月6日 日本経済新聞
沼なのでしょうか?当たり前のような気もします。
出演すれば観客が入るのであれば、出演料をいただく価値がありますが、そうでないのであれば、観客を集める努力は必要です。
ホールや舞台の場所代、衣装代、スタッフの経費など、かかった費用は必ず誰かが負担しなければなりません。それを誰が負担するのか、という問題に行き着きます。
ガラガラの観客席に向かって演じたり、演奏しても、それでは練習と変わりありません。しかも、これではかかった経費は丸々自腹になり、これではチケットを自腹購入したことと実質同じになってしまいます。
見たり聴いてくれる人がいるからやっている面もあると思います。であれば、集客を自分でやるのか、経費を払って誰かに依頼するのか。ただビラを配るだけではよほど有名でない限り集まりません。