滞った社会保険料、致命傷に
のし紙会社破綻の警鐘
百貨店向けに贈答用のし紙印刷を手がけていた富士印刷(東京・墨田)は3月15日、東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。6月20日に債権者集会が裁判所内で開かれ、破産管財人から財産状況や破産に至る経緯が報告された。得意先の業容変化や新型コロナウイルス禍の影響などが重なった末、社会保険料の滞納が致命傷となった。
2024/7/11 日本経済新聞
この手の倒産は昔からよく見かけます。特に社会保険料の滞納額はものすごい金額になりがちで、第2会社方式を使った事業再生もよく見られます。
インボイスも始まり、社会保険の加入も拡大すると、今後、ますます公租公課が支払えずに倒産する企業が増えそうな気がします。