SNSとウィキペディアは違う

「いいね!」は求めない ジミー・ウェールズ氏 ウィキペディア創設者

SNS上にまん延する偽情報が詐欺や世論誘導などの弊害を招いている。本物そっくりの映像や音声をつくる生成AI(人工知能)の登場で真偽は一段と見分けにくくなった。2001年にウェブ百科事典「ウィキペディア」を立ち上げ、偏りの少ない情報源の構築に挑んできたジミー・ウェールズ氏に、インターネット空間の信頼性を高める方策を聞いた。

2024年7月7日 日本経済新聞

ウィキペディア創設者VSマスク氏 偽情報に抗う新SNS テクノ新世 もっと人間らしく

投稿内容はネット検索に出てこない。ウェブサイト内に広告は一切表示しない。「いいね!」ボタンも送金機能もないSNSが2023年、ひっそりと公開された。見た目は地味だが、設立趣旨は明快だ。「正直さと信頼性が何よりも評価される場所をつくる」

2024年6月17日 日本経済新聞

ウィキペディアはほとんどボランティアで成り立っています。資金は読者からの寄付で賄われているそうです。

このウィキペディアの成功体験をSNSにも応用できると考えているようですが、うまくいくでしょうか?

ウィキペディアとSNSの最大の違いは、ウィキペディアがストック型で、SNSがフロー型ということ。SNSはどんどん情報が流れてしまい、過去をほじくり返すことはほとんどありません。それに対してウィキペディアは、情報がどんどん積み重なっていきます。この違いは非常に大きいと思います。

なので、ウィキペディアのやり方がSNSに通用するとはちょっと思えません。

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