盛らないSNS「BeReal」が日本に浸透 利用者1年で10倍
2024年4月2日 日本経済新聞
このフランス発の「BeReal」というSNSアプリ、
- 毎日違う時間に通知が来て、原則2分以内に写真を撮って投稿しないといけない
- 一日一回投稿しないと、他のユーザーの投稿が見れない
- 撮影時にはスマホのオモテとウラのカメラの両方で撮影投稿
- 画像を加工する機能がないため、盛ることができない
といったSNSとのこと。日常の飾らない写真をやり取りできるということで、利用者が増えているそうですが、一方で、かなり問題になり始めてもいるようです。
というのも、写真投稿を促される時間がランダムなので、仕事中や移動中、トイレでもお構いなし。背面のカメラで風景も写されてしまうので、他者も当然写ります。画像加工ができないので、ぼかすこともできません。これはプライバシーの点でどうかと思います。また、どこにいるかもバレてしまう恐れがあるので、セキュリティ上も問題ありです。
仕事中に撮影する人もいるようで、機密情報の漏洩も心配になります。
BeRealは、投稿した画像をほとんど何にでも利用できる権利を有する、というのも恐ろしいですね(巷では30年間ユーザーが投稿した画像の権利を有していると言われています)。不注意で投稿してしまったら目も当てられません。
原則2分以内に投稿を促されますので、焦って周囲に目が行き届かず、写してはいけないものを写してしまうという失敗が容易に生じます。
また、位置情報の共有がデフォルトでオンという点にも注意が必要です。
結論としては、かなりヤバいアプリという認識です。いずれ社会問題になりそうです。