東北新幹線の車両分離、金属片でスイッチ誤作動と推定
東北新幹線の連結車両が走行中に分離したトラブルを巡り、JR東日本は26日、連結部を動作する装置付近に小さな金属片が見つかったと発表した。金属片が電気的な誤作動を引き起こし、分離につながった可能性があると推定した。
トラブルは19日午前8時過ぎに乗客約320人を乗せた上りのはやぶさ・こまち6号で発生。時速315キロでの走行中に車両が分離した後、自動ブレーキが作動して止まった。
2024年9月26日 日本経済新聞
このような事故を聞くと、アポロ13号の事故を思い出します。あの事故も不良コイルがスパークしたことが原因とされています。
今回のスイッチも、製造過程で切屑が混入し、それが誤作動を引き起こしたとのことですが、そうなると、いわば時限爆弾を抱えたまま走行していたことになります。
小さな部品の欠陥がシステム全体を破壊するのですから恐ろしいです。そのための2重3重の安全装置を組み込み、冗長性を確保しているはずなのですが・・・。そもそも、走行中に連結器が外すということは考えられないのですから、設計上に問題があるようにも思えます。