Magentaの学習データが数百GBと巨大になることがわかりました。MacBook Proの内蔵SSDではすぐに容量不足になってしまうので、外部ディスクを増設する必要が出てきました。
容量と価格という点ではHDDが有利なのですが、転送速度が遅いという欠点があります。転送速度がボトルネックになってしまうので、学習時間がさらに増えてしまいます。それは避けたいので、転送速度が速い外部ディスクとなると、SSDしかありません。
今回は、サンディスクのExtreme Portable SSD E61(1TB)を購入しました。最上位モデルのE81と迷うところですが、intel製MacBook Pro(2017 13inch)ではオーバースペックになってしまいますので、E61が最適と判断しました。
転送速度という観点から、USB規格のどれにすべきか、Thunderboltにすべきか、いろいろと調べました。
MacBook Pro 2017 13inchのスペックでは、
- USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)
- Thunderbolt(最大40Gb/s)
となっています。
USBにもいろいろな規格があり、非常にややこしいです。USB3.1やらUSB3.2 gen1、gen2など、どう違うのかわかりにくい。一番速いのがThunderboltのようですが、非常に高価で、そこまで必要か、という疑問が出てきます。
サンディスクのE81では、USB 3.2 Gen 2 x2、2000MB/sなので、明らかにオーバースペックです。宝の持ち腐れになってしまいますので、ワンランク下のSSDで良さそうです。E61はUSB 3.2 Gen 2(10Gb/s)なので、こちらがぴったり、ということになります。
USB 3.2 Gen 1 x2 | USB 3.2 Gen 2 x1 | USB 3.2 Gen 2 x2 | |
---|---|---|---|
転送速度 | 10Gbps | 10Gbps | 20Gbps |
旧名称 | – | USB 3.1 Gen 2 | – |
インターフェイス | USB-C | USB-A, USB-C, microUSB | USB-C |
いくら外部ディスクの性能が良くても、本体のスペックと合っていない場合には、能力が発揮されず、お金を無駄にしてしまいますので、注意が必要です。
ネットでは、ThunderboltのSSDを自作する、という方法も見かけましたが、おすすめはしません。というより、やめた方が良いと思います。費用が劇的に削減できるわけではありません。失敗すれば数万円が無駄になってしまうので、それなりのリスクがあります。また、大切なデータを保存するわけですから、耐久試験を受けた保証のある製品を選ぶべきだと思います。
Macで早速使ってみたのですが、よく「ディスクの不正な取り出し」の通知が出ます。
調べた結果、電源周りの設定かもしれないということで、スリープの設定やら、いろいろいじってみたのですが、相変わらず出ます。
もしや、と思い、電源を繋いでみたら、出なくなりました。どうやら、バスパワーの問題のようです。
つまり、バッテリーで駆動していると、当然バッテリーから外付けSSDに電気が供給されます。どうやらそれが悪さしているようです。
省エネの関係だと思いますが、確かに、外付けハードディスクでも、頻繁に「キュイーン」と音がして壊れたかな、とヒヤッとしたことがあるので、SSDでも電力不足が起きていたのだと思います。外付けSSDを使う場合には、バッテリー駆動ではなく、電源ケーブルを繋ぐことをお勧めします。