2025年は、日本版GPSにとって重要な年です。現状、準天頂衛星みちびきは4機体制ですが、それが7機体制になります。そうなれば、他国のシステムを借りなくても、国内だけでGPSシステムを完結させることができます。
地球に固定されている座標系から見た位置情報(8の字を描いているのがわかる)
(ECEF:外から電車と同じスピードで動いて電車に乗っている人を見る感じ。電車の位置は固定され人だけが動いている)
地球に固定されていない座標系から見た位置情報
(GCRS:地上から電車に乗っている人を見る感じ。電車とともに人も動いている)
Celestrakのサイトから、以下のようなTLE(Two-Line Element)データを取得すれば衛星の軌道計算ができます。以下は、GNSSからQZSSのデータだけを抽出したものです。サイトには他にもいろいろな人工衛星のデータがあり、StarLinkのデータもあります。ただし、StarLinkは数が多過ぎて、軌跡を描かせると真っ黒になってしまいます。
QZS-2 (QZSS/PRN 194)
1 42738U 17028A 25215.94586278 -.00000088 00000+0 00000+0 0 9991
2 42738 39.9199 247.7897 0755475 269.7872 277.9301 1.00272027 4446
QZS-3 (QZSS/PRN 199)
1 42917U 17048A 25216.92744372 -.00000339 00000+0 00000+0 0 9991
2 42917 0.0707 220.3834 0002038 266.0615 288.2083 1.00271557 29088
QZS-4 (QZSS/PRN 195)
1 42965U 17062A 25210.69697502 -.00000360 00000+0 00000+0 0 9994
2 42965 40.3067 347.6094 0748149 268.6470 80.0909 1.00292146 28569
2 0021651 226.0300 143.0593 2.00560952 30405
QZS-1R (QZSS/PRN 196)
1 49336U 21096A 25208.59955831 -.00000314 00000+0 00000+0 0 9992
2 49336 36.7835 84.4131 0758880 272.3765 295.5602 1.00240335 13751
クボタ、宇宙から作物見守り 衛星画像サービス来月開始 生育状況、マップで表示
クボタは27日、人工衛星で撮影した農作物の生育状況を色分けして地図上に表示するサービスを4月8日に開始すると発表した。農地での作業履歴などのデータを管理するシステム「KSAS(ケーサス)」の利用者が対象となる。これまではドローンで撮影した画像をもとに生育状況を確認していたが、衛星画像を使うことでデータ収集が容易になる。
2025年3月28日 日本経済新聞
わたしも衛星データをPythonを使って分析できるように開発しているところです。これからは衛星データをどんどん活用する時代です。
すでに、衛生画像を使って、植物の状況を分析する手法はありますが、それが今後どんどん普及していくと思います。ただし、衛星は遠いので、ドローンにも利点があるので、ケースバイケースでしょう。