QBハウスも値上げ

QBハウスが4月から150円値上げして、1,350円になるそうです。こうなってくると、街中の普通の理髪店の利用が増えてくるような気がします。

QBハウスは残念ながら、並んだ順番に、手が空いた美容師さんに当たりますので、基本的に美容師を選ぶことができません。当然ながら美容師の品質にもバラツキがあり、この前のあの人にやって欲しかったと感じることもありますが、安いので仕方ない、と済ませることができました。しかし、価格が上がるとなると、仕方ないでは済まなくなってきます。

先日、運転免許の更新があるので証明写真を撮ろうと思い装置を探していたら、何と1100円になっていました。700円くらいだろうと思っていたので、驚きました。3年くらい前は700円の機械が普通にあったと思うので、このところの値上げラッシュがこんなところにも影響していたのだと改めて認識させられました。こうなると、写真屋さんでプロのカメラマンに証明写真を撮ってもらった方が良いのではないかと感じました。

今まで低価格で行っていたサービスが値上がりして、プロのサービスの価格に近づいてくれば、そのお金を出すのだったら、もうちょっとプラスしてもプロのサービスを受けたい、となるのは自然な流れです。

価格には品質保証という面もあります。高ければ要求される品質もそれなりに高くなりますし、安ければそれなりです。

しかし、今まで低価格だったものが値上げしても、必ずしも品質が高くなったわけでもありません。となると、「高い」と感じるだけになってしまいます。顧客満足度は明らかに低下してしまいます。

ネット通販も資材高騰で簡易包装が増えてきました。以前は過剰とも言える梱包だったので基本的に良いとは思いますが、あまりにも簡易包装の場合、たまに傷だらけ、ということもありました。そうなると実店舗で買った方が良かったと思うようになります。

これはサービスに限らず、商品も同じです。カップラーメンも随分高くなりました。そうなると、もう少しお金を出せば、もっと美味しいものが食べられると考えてしまいます。

低価格戦略の店舗の価格修正によって、実店舗が復権してくれると、消費者としてはより良いサービスを受けるチャンスが増えるので、必ずしも悪いことばかりではない、と感じています。

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