薬の調剤、外部委託を解禁 「一包化」で薬剤師の負担減
厚生労働省は、薬局の調剤業務について外部委託を全国で解禁する。異なる種類の薬を1つの包装にまとめる「一包化」と呼ぶ作業が対象で、専用の機械を導入している薬局への集約を可能にする。薬剤師の仕事の効率を上げ、人手不足対策につなげる。
一包化は複数の薬を種類別でなく、朝昼晩など服用のタイミングごとに薬局が袋分けするサービスをさす。一度の服用の際に必要な薬すべてが一つにまとまっているため、飲み間違いや飲…
2024年12月25日 日本経済新聞
これが外部委託となると、調剤薬局の薬剤師の必要人員が減りますね。特に、施設向けに請け負っている調剤薬局は大手に取られる可能性大です。施設向けは、とにかく作って決まった曜日に配達に行く、という流れで、薬局にとっては安定した収益となっていますが、今後は、これが大手に集約されてしまうと、大きな収益源を失うことになります。
確かに、今のようにそれぞれの薬局で一包化をするやり方はは非効率だと思います。どこかに一包化工場を作って、そこから配送するようにすれば、大幅に効率化が図れます。それと同時に、今まで非効率で成り立っていた調剤薬局は淘汰されていきますね。
コンビニよりも多い調剤薬局も減っていくのでしょう。MR出身の調剤経験の少ない高齢薬剤師の貴重な就職先となっていましたが、行き先に困ってしまいますね。