薬局の受難時代到来

「なぎさ薬局」の寛一商店が更生法申請、9社で負債111億円

調剤薬局を手掛ける寛一商店(京都市)とグループ企業8社は東京地裁に会社更生法の適用を申請した。帝国データバンクによると負債総額は9社合計で111億5000万円。「なぎさ薬局」などの店舗名で全国に50店以上の調剤薬局を運営するが、大手ドラッグストアチェーンの調剤併設型店舗との競争激化や薬価の引き下げで収益が悪化していた。

2024年7月29日 日本経済新聞

確かに、コンビニの数より多い調剤薬局は過多の状態だと思います。これからますます倒産が増えていくでしょう。

薬剤師の将来は厳しいですね。

でも、薬局にとって悪いことばかりではないかもしれません。今は薬局の数が多すぎるので、クリニックとの力関係が弱くなりがちです。疑義照会を嫌がるクリニックもあり(そういうクリニックに限って間違いが多い)、ごちゃごちゃ聞いてくるなら他に頼むから、と言える立場ですが、薬局の絶対数が減れば、立場が逆転するかもしれません。

「そんなに嫌なら他に頼んでもらっても結構」と言えるようになれば、薬剤師も少しは仕事がしやすくなるかもしれませんね。

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