アウターライズ地震

明治三陸地震の37年後に起きた昭和三陸地震でも大きな津波被害が起きました。この昭和三陸地震がアウターライズ地震です。

2011年の東日本大地震ではプレートが跳ね上がりましたが、アウターライズはその跳ね上がりとは異なり、プレート境界の東側で起きるという特徴があります。揺れが大きくなくても、大津波が襲来する危険性があるため、こちらも非常に恐ろしい地震です。

次は数千年後に来るのではなく、今すぐでもおかしくはなく、数十年以内には大津波が再び三陸を襲う可能性が高いです。

日本海溝「次の地震」へ始動 東日本大震災の震源 プレートの動き反転

東日本大震災の発生から11日で14年になる。震源となった日本海溝は、「次なる地震」へ向けて動き始めていることが最新の研究でわかった。今後、日本の東の海でどんな地震が起きる可能性があるのか。将来への備えを進めるには、現在と過去を詳しく分析する必要がある。

2025年3月4 日本経済新聞
目次