オールドレンズの沼

はまるから「沼」と言うそうで。

ミラーレス機の登場によって、フィルムカメラやシネマレンズなどの死蔵されていた交換レンズをマウントアダプタという接続リングで使うことができるようになりました。
 世の中に存在する、ほぼあらゆるレンズを使うことができるようになったので、このレンズはどう写るか試してみたくなるのが人情だと思います。
 そのため、今まで二束三文同然だったレンズの一部は、高額で取引されるようになりました。

 といっても、大半は中古レンズとして、格安で手に入ります。わたしも、数十年も前の高性能レンズを格安で手に入れて活用させていただいています。最新の新品レンズに比べて破格、しかも状態の良いものもまだまだありますので、オールドレンズはかなりお得です。

 わたしは、フィルムカメラ時代にカール・ツァイスのレンズに惚れ込んでCONTAXを使っていたので、カール・ツァイスのレンズをなんとかデジタルカメラで使えないかと模索していました。京セラがCONTAXのデジカメ版を作ってくれればよかったのですが、撤退してしまったので、使えない状態となっていました。
 特に、”Biogon 21mm/F2″は素晴らしいレンズなのですが、レトロフォーカスレンズと言って、レンズの後ろが大きく飛び出しているため、デジタルカメラの種類によっては受光部にぶつかってしまう、という問題があり、長らく使えないままでした。
 でも、SONYのNEX-5Nが安価な上、Biogon 21mmも問題なく使えたので、助かりました。若干マゼンタ被りすると言われていますが、思ったより気になりません。

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