ニデックの5年分の有価証券報告書、四半期報告書から、財務データを抽出して簡易的に分析してみた結果です。
特に違和感はないように思います。
報道によれば、具体的な数字としては、取引先からの購買一時金約2億円の不適切な処理とされており、もちろんこれだけではないとは思いますが、ニデックの規模からすれば微々たるものなので、簡易分析では誤差に埋もれてしまうレベルということだと思います。

ニデック、不適切会計の疑いで第三者委 経営陣の関与示唆する資料も
ニデックは3日、ニデック本体およびグループ会社において不適切な会計処理の可能性のある事案が見つかったと発表した。
2025年9月3日
「意見を表明しない」にしたようです。結果的には影響額としては小さいような気がしなくもないですが、悩ましいところだったと思います。数千円、数万円盗んで解雇というニュースを見ると、その金額で?と思いがちです。しかし、過去に遡って累積するととんでもない金額だったりします。発覚したのがたまたま少額で、氷山の下にも目を向けると、実は処分は妥当、となる場合もあります。ニデックの場合も、経営陣が関与しているらしいので、どこまで影響が大きくなるかはわからない部分があります。そういった面も含めて総合的な判断としての「意見を表明しない」なのだと思います。
プライム市場の「意見を表明しない」は貴重なデータです。
代表訴訟にまで発展するのでしょう。創業者が個性豊かな方ですから、立て直しは厳しい可能性もあります。時間もあまり残されていません。
ニデックが有報提出 会計問題、監査法人は「意見不表明」
2025年9月26日 日本経済新聞
ニデックに前例なき「スピード特注」 JPX、報告書待たず投資家保護
2025年11月13日 日本経済新聞
ニデック2度目の保証なき決算 4〜9月、市場は「投資判断下せず」
2025年11月17日 日本経済新聞
ニデックをムーディーズが「Baa3」に格下げ、信頼性に不透明感
2025年11月20日 日本経済新聞
ニデック、組織風土に功罪 「必ず正しくやる」の改革果たせるか
ニデックが不適切会計の疑いが生じた反省から、組織風土の改革へ動きだした。14日に開いた記者会見で、岸田光哉社長は「組織風土の改革が必要」と何度も強調し、「必ず正しくやる」という倫理観を取り入れると表明した。
2025年11月20日 日本経済新聞
ニデック株価9%安、「永守流経営」にひずみ 会計問題の霧晴れず
2025年11月17日 日本経済新聞
ニデック(旧日本電産)といえば、創業者の「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」の標語が有名ですが、これが諸悪の根源だと思いますけど・・・。「すぐにはできない」「どうやってもできない」ということもあります。どうやってもできないものをできるようにするには、改ざんするしかなくなるわけで、過去の自動車会社の不正を見てもそれは明らかです。
ご本人が今、蒔いたタネの刈り取りをされている感じですね。まさか、いつものように、責任転嫁されるのではないとは思いたいですが。

