新紙幣の発行

新紙幣の発行始まる 「渋沢1万円」お目見え

日銀は3日、新紙幣の発行を始めた。1万円札には日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の肖像が描かれている。1万円札の「顔」が変わるのは、1984年に聖徳太子から福沢諭吉に切り替わって以来、40年ぶりだ。

日銀の当座預金から現金を引き出す各地の金融機関に日銀が新紙幣を渡すと、紙幣が発行されたことになる。通常の紙幣の受け渡しは午前9時から始めるが、今回は特別に8時からに早めた。もっとも、入手できる銀行などの店舗は3日時点ではごく一部に限られそうだ。

2024年7月3日 日本経済新聞

新紙幣を手にするために、わざわざ並んだ人もいるようです。いずれ嫌でも手にするものを、いち早く手に入れるために並ぶというのはどうかと思いますが、でもこのような人がいることによって商品が売れるようになるというのも事実です。

製品ライフサイクル理論によると、ある製品が市場に投入された時に、イノベーターやアーリーアダプターといった牽引役がいることで成長していきます。誰かが評価が定まっていない商品をリスクを承知で買ってくれ、認知されていくことによってより多くの人が購入してくれるようになります。

もっとも、新紙幣の場合は、いずれ市中に溢れかえることはわかりきっているので慌てて手に入れる必要はまったくありませんが・・・。むしろ、自販機など対応していないところが多いので、しばらくは旧紙幣でないと不便とは思います。

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