お金の誘惑

野村元社員の強殺未遂、若手「お願い営業」脱却の矢先に

「何か不安がある社員がいたら自然に早くつかんであげようということも含め、予兆検知に一番の思いを込めた」。元社員が強盗殺人未遂と現住建造物等放火の罪で起訴されたことを受けて野村証券が開いた3日の記者会見。奥田健太郎社長は対応策について重々しく話した。

金融機関の社員、「常にお金の誘惑にさらされている」

起訴状によると、広島支店に所属していた元社員は顧客である80代夫婦宅を日曜日の7月28日に訪れた…

2024年12月21日 日本経済新聞

銀行や証券会社の社員が高給取りの理由の一つがこれですね。何かやれば、それを失うとなると、人間は自制するもの。

もっとも、最近はそうとも言えない感じがします。犯罪を犯して依願退職した公務員とか、ネット上の失言で消えた売れっ子タレントとか、不倫をしてすべてを失った実業家とか。

将来の得られるはずの報酬、家族や知人との何気ない日常、同僚や部下からの信頼、これらを失ってしまった人のなんと多いことか。

しかし、この三菱UFJ銀行の窃盗事件は全容がわからないので、実はこの女性はどこかに隠していて、出所しても悠々自適なのかもしれません。ただし、国税に目は付けられるでしょうけれど。

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