AIで簡単に絵が描けるようになりました。もっとも、人間に比べれば完成度はあと一歩ですが、かなり使えるようになってきたと思います。
このAIイラストは、Stable Diffusionを使えば無料で作成が可能です。
しかし、このAIイラストの生成には、文字でイメージを伝えなければならず、この文字の組み合わせには工夫が必要です。この文字の組み合わせは、「呪文」と呼ばれています。この「呪文」を考えるのが一苦労なので、できればこれもAIに任せたくなります。
そこで、便利なツールがMagic Promptです。Webから操作ができますが、できればローカルで動かすことができるとさらに便利です。
今回、ローカルで動かせるように環境を構築しましたので、備忘として残しておきたいと思います。
目次
Magic Promptをローカル環境で動かす
必要ファイルのダウンロード
以下のファイルをHugging Faceからダウンロードしておきます。専用のフォルダを作成し、そこに入れておくとよいでしょう。
- app.py
- ideas.txt
- requirements.txt
仮想環境の作成
Pythonの環境を作りますので、他の環境に影響を与えないように、専用の仮想環境を作成して、そこで動かすようにします。
%conda create -n magicprompt python=3.10
作成したらアクティベイトします。
%conda activate magicprompt
必要パッケージのインストール
コードを動かすため、以下のパッケージをインストールします。
- PyTorch(深層学習フレームワーク)
- gradio(Webアプリを操作)
- transformers (自然言語処理)
%pip install torch
%pip install gradio
%pip install transformers
Magic Promptを動かす
Hugging Faceからダウンロードしたファイルが保存されているフォルダに移動し、pythonを実行します。
%python app.py
ターミナル画面に、「Running on local URL: http://127.0.0.1:7860」と表示されますので、ブラウザに「http://127.0.0.1:7860」を入力すれば、画面が起動します。