都心の高層ビル建築に「砂利不足」の影 骨材価格が急騰
高層オフィスビルの建築にボトルネックが生じている。上層階の床に使う軽量コンクリートの原料となる「軽量骨材」の需給が逼迫している。東京都心の建設現場向けには必要量の半分ほどの供給にとどまる。軽量骨材の生産会社が1社に限られるため目先も不足感は強く、高層ビル工事の停滞や設計の見直しを懸念する声もある。
2024年10月5日 日本経済新聞
高層ビルの建設工事がたった1社に影響されるというボトルネックが生じているそうです。恐ろしいですね。
もちろん、儲からないから相次いで撤退しているわけで、今辛うじて1社が踏ん張っている、という状況のようです。このような状況でも残存者利益があるのかというと、そうでもなさそうです。いずれ「軽量骨材」は輸入に頼らざるを得なくなるとのことですが、円安が続くと輸入コストもバカにならないので、意外と国内勢が息を吹き返すかもしれません。