JR、冬の「青春18きっぷ」改定 1人での連続利用に限定
JR各社は24日、全線の普通・快速列車が乗り降り自由になる「青春18きっぷ」のサービスを改定すると発表した。きっぷ1枚で複数人が同乗したり、期間をあけて乗車したりする使い方はできなくなる。従来の乗り降りは有人窓口のみで対応していたが、改定に伴って自動改札機を通過できるようにする。
2024年10月24日 日本経済新聞
学生時代はこの切符にお世話になりました。
昔は5枚セットだったで、友人たちと旅行に行く場合には、5人募集して10枚を分けて使ったりしていました。それが今後はできなくなるようです。
わたしが学生の時代は、西に行く場合、23:50(だったと思う)品川発大垣行きに乗り、午前0時を過ぎるところまでの切符を買い、そこから0時過ぎから18きっぷを使うと、最大限に利用できるので、とても混雑していました。しかも、今とは違って硬い椅子なので、長時間座っていると痛くなってきます。各駅列車をうまく乗り継ぐと(途中、快速、急行が使えるところもあり)、最大で熊本まで行けました。乗り継ぎでは走らないといけないところもありましたが、のんびりした時代だったので、待っていてくれたりします。
紙の時刻表を駆使して、どうすれば効率よく回れるかを計画するのも楽しく、ちょっとここにも立ち寄ろうと思っても、乗り降り自由なので気兼ねなくできます。
そういう牧歌的な不便な時代も良かったですね。時間に追われた、コスパ、タイパの時代は窮屈です。
JR各社が往復割引を終了 26年3月、ICカード普及で
JR各社は2日、往復乗車券と連続乗車券の販売を2026年3月に終了すると発表した。交通系ICカードやインターネット予約が普及し、きっぷ購入が減っているとして取り扱いをやめる。JR各線と他社にまたがる連絡乗車券も対象となる。
往復乗車券は片道601キロメートル以上を往復する場合、往路と復路の運賃がそれぞれ1割引きとなる。連続乗車券は東京駅(東京都区内)から新幹線で仙台駅へ行き、仙台から大宮駅に帰ってくる場合など一部区間のみを往復する際に使える。割引運賃は適用されないが、きっぷの有効期限が片道乗車券に比べ長くなる特徴がある。
2024年12月2日 日本経済新聞
往復割引券も終了してしまいます。周遊きっぷもなくなってしまいまいたし、お得に旅ができた時代が終わってしまいます。