企業の借入金利、一転上昇 ゼロゼロ融資終了影響
企業向け貸し出しの現場で「金利ある世界」がじわり広がってきた。貸出約定平均金利(ストックベース、総合)は2月時点で0.787%と2カ月連続で緩やかに上昇。
2024年4月4日 日本経済新聞
金利ある世界といっても、ほとんどゼロといっても良いレベル。
預金金利が0.02%ですから、100万円の預金でたったの200円。一回振り込みをすれば、手数料で吹き飛んでしまうようなレベルですから、まだまだゼロ金利状態といっても良いですね。
預金金利、一斉引き上げ
3メガ銀や地銀、0.02%に 融資の指標金利は13年ぶり高水準
2024年3月22日 日本経済新聞
なお、ゼロ金利政策でゾンビ企業を生きながらえさせてきた、と言いますが、そのゾンビ企業で生活している人たちがいることも忘れてはいけません。
皆が皆、すぐに方向転換できるわけではないし、なくなってしまうと困る業種、企業もたくさんあります。
もっとも、自動車の搭乗によって馬車産業が壊滅したのと同様のことはこれからも起きると思いますが。