地震、台風、大雨、怖いね
地震が迫っています
しばらく地震がないと、すぐに忘れて、日常生活に追われてしまいますが、日本は地震の巣窟ですから、大地震は必ず来ます。しかも、切迫しています。
1923年9月1日に起きてから、もうすぐ100年が経とうとしています。時期的に、いつ来てもおかしくありません。東海・東南海・南海もかなり危ないです。
災害は忘れた頃にやってきます。
寺田寅彦の地震雑感/津浪と人間」(中公文庫)
物理学者の寺田寅彦先生の「地震雑感/津浪と人間」(中公文庫)という随筆集に、関東大震災の生々しい実体験が書かれています。
1923年8月26日 曇、夕方雷雨
月蝕 雨で見えず。夕方珍しい電光が西から天頂へかけての空に見えた。丁度紙テープを投げるように西から東へ延びて行くのであった。一同で見物する。この歳になるまでこんなお光りは見たことがないと母上が云う。
「震災日記より」
大地震の前触れとして、発光現象が度々目撃されています。光害で明るい現在、それが見られるかどうか。(「地震に伴う光の現象」(同))
寺田先生によると、この発光現象は古代より知られた世界的なものだそうです。地の変動が天に現れる。
気象現象と地震の関係
最近でも、地震の前触れとして、電離層への影響が確認されていて、どうやら科学的にも、地震と空の現象には関係がありそうだ、ということが分かってきています。
確かに、巨大な範囲で地面が擦れるので、摩擦で電磁現象が起きるだろうし、摩擦熱による水の蒸発、地殻にあった様々な物質が気体となって放出される、ということは容易に想像がつきます。
わたしも地震雲について興味を持っており、答えが見つかるかもしれないと期待しています。学者は地震雲をはっきりと否定していますが、学者が間違っていることも多く、気象や地震については、まだまだわかっていないことが多いのですから、この点に関してはこれからの研究に期待したいと思います。
月食や日食は太陽と月の引力の和が大きくなり、地球が大きく歪みますし、海流の影響によって、プレートに乗る海水の量が変化し、重しがなくなり、跳ね上がって地震が起きるきっかけになる、とも言われています。
バタフライ効果によって、気象の変化が地中にも影響し、地中の変化が気象に及ぼす、いろいろな相互作用によって地震が引き起こされるので、地震の予測はおそらく不可能、とわたしは考えています。
摩擦現象と地震
プレートの固着域についても、海底はそもそもでこぼこであり、摩擦面は一様ではありません。
海底に高い山があればそれが引っかかって、固着してなかなか動かないでしょう。動けばその破壊は凄まじいと思われるので大地震になり得ますが、その山は破壊されてしまいますので、次の地震の時にも同じくらいの歪みで動くとは限らなくなります。
そもそもどのくらい壊れたのかが今の技術ではわかりません。また、いつかはマントルに吸収されるので、摩擦面は変化してしまいます。そのため、同じ周期で地震が起きるという根拠も薄いのではないかと思います。しばらくは同じ周期で起きることもあるでしょうが、いつもとは限りません。
このように、地震は非常に難解なトライボロジーの問題です。
わたしたちにできること
現状、私たちにできることは、備えることしかありません。
- 非常用飲料水、非常食、救急セット、非常用トイレ、などを確保する。
- できるだけエレベータは使わない。これは健康のためにもなります。
- 高層階には住まない。いつ閉じ込められるか分かりません。
- 地盤の硬いところに住む。
- 海のそばには住まない。
わたしは、ここ数年はずっと運動靴で出歩いています。仕事着にも違和感がないものもあるので、とにかく歩きやすいものを履いています。
自分だけは大丈夫、というのが一番危険な考え方です。
食糧難
コロナ禍の陰で、いずれ食糧難が来ると思わせる出来事がありました。
サバクトビバッタがものすごい勢いで迫ってきました。
集団になると、相変異を起こし、恐ろしい姿になるそうです。
孤独相から群生相まで、グレードによって徐々に悪魔のような姿になっていきます。すべてを食べ尽くす数千億匹のバッタが1日に数百キロも飛行して迫って来るそうです。
食糧がある限り増え続け、数ヶ月後には数兆匹にもなるとのこと。
中国では、10万羽のアヒル軍団で退治する、というプロジェクトがあったようです。数千億匹のバッタをたった10万羽のアヒルでどうしようというのでしょうか。
もっとも、作っては捨てている今の状態で食糧難と言う方のはおかしいともいえます。
コロナ禍で、経済がストップして大気が綺麗になったというニュースもありました。飛行機も飛ばないので上空は特に綺麗になり、オゾンホールも改善したと思います。
しかし、この出来事でわかるように、食糧難はいずれやってきます。
ビニール袋は減っているのか
レジのビニール袋が有料化され、マイバックをあちこちに忍ばせ持ち歩いています。さらに、食料品を買ったときなど、マイバックが汚れると衛生上良くないので、ビニール袋も持ち歩いています。
ということで、ちょっとした疑問なのですが、果たして、ビニール袋の消費量は減っているのでしょうか?店でサービスでもらえるのか、自分で買って持ち歩くのかの違いにすぎず、ビニール袋自体の販売をやめない限り意味がないように思えます。
しかし、資源価格や食糧価格が上がっていますので、できるだけ使い捨てせずに、使い回しできるものを使うべきです。マスクや手袋もそう。