生成AIもいずれは電卓のようになる

DeepSeek現象はどこにでも 「ひとりユニコーン」の時代

「大きなお金がかかる。払う財力があるのは大企業だと思う」

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は3日都内で講演し、米オープンAIと組んで提供する企業用AI(人工知能)についてこう話した。自らもグループ各社に導入する。利用料は年30億ドル(約4500億円)にのぼる。

以前なら、さらっと聞き流した説明かもしれないが、もはやそうはいかない。大資本とは呼べない中国のDeepSeek(ディープシーク)が…

2025年2月7日 日本経済新聞

AIの開発には巨額の投資が必要、というのが常識のように思われていましたが、DeepSeekの登場によって、不透明な部分があるにせよ安価に開発できることがわかりました。

かつては電卓は非常に高価で大型でしたが、今では100円ショップで買えますし、しかもとても小さなサイズです。AIもそうなると思います。しかも、その時期ははるかに早いと予想しています。

また、今はNVIDIA一強ですが、まったく異なるアプローチでAIが開発された場合、NVIDIA依存がむしろ足枷になるリスクがあります。だからこそ、DeepSeekショックでNVIDIA株が暴落したわけですが。

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