フリーランスになるということは、すべて自分でやらなければならない、ということです。会社に勤めていた方であれば、面倒な事務作業は会社のそれぞれの担当者がやってくれていました。総務や経理、人事といった裏方の担当の方がやってくれていたのです。年末調整、社会保険の手続きも全部会社がやってくれていました。
しかし、独立した途端にすべて自分でやらなければならないのです。
独立してから、「しまった。やっておけばよかった。」と後悔しないようにしたいです。
クレジットカードは作っておく
クレジットカードは後払いですから、きちんと払ってくれるかという信用が大切です。この点でフリーランスは不利です。会社員のようにテキトーに働いていても毎月きちんと給料が貰えるのとは違い、フリーランスは翌月どころか明日の保障もありません。
なので、クレジットカードはフリーになる前に作っておきましょう。なってみてからやろうとするとわかると思いますが、意外と苦戦します。もっとも、今は簡単に作れるカードもあるので、まずはそれでスタートして、毎月使用して信用を築いてから上位カードにチャレンジというのもありです。
異なるブランドで複数作っておくと安心です。Visa、Mastercard、JCBであれば無料で作れるカードはたくさんありますので、作っておきましょう。
DinersやAmerican Expressは年会費が高いですので、余裕があれば、です。
運転免許
- 運転免許が必要になる場面は多いので、できるだけ早いうちに運転免許を取得しておいた方がいいと思います。地方の場合、移動が大変。
- 今のところ、運転免許証は身分証明書としてはオールマイティ。ただし、今後はマイナンバーカードに移行していくと思われますが、持っておいて損はありません。
全国どこにでもある銀行口座を作る
銀行口座も必須です。会社員の方であれば給与振込の口座があると思いますが、必要なのは地方銀行や信用金庫ではなく、全国どこにでもある銀行口座です(三菱UFJ、三井住友、りそななど)。郵貯も作っておきましょう。
フリーになって慌てて作るのではなく、あらかじめ作っておくことが大切です。今は銀行口座を開くのも難しい時代なので(自宅や勤務先から一番近いところなど)、余裕を持って準備しておくことをお勧めします。
生命保険・医療保険などの民間保険
保険は掛け捨てが基本です。これが一番安い。
子供がいないのであれば死亡保障は不要です。自分が死んでも経済的に困る人がいなければ死亡保障はいりません。医療保険も同様。公的な健康保険がありますし、高額医療費制度があるので、必要になることはまずありません。
傷害保険も自動車事故の場合は自動車の保険で出ますので、あまり出番はないかもしれません。ただし、いつどこで怪我をするのかわからないので、傷害保険くらいは入っておいてもよいかもしれません。掛け捨てなら安いです。
個人賠償保険は入っておいた方がよいと思います。自転車で怪我をさせた、他人のモノを壊したなど日常生活のトラブルの強い味方です。クレジットカードや住宅の総合保険、車の保険に付帯していることもあります。