動画アップで炎上

今さらですが、自分の意に沿わなかったからといって、カッとなってSNSに動画をアップするというのはとても危険です。その気持ちわかる、という同意を得て溜飲を下げたいのでしょうが、それが世間の常識からかなりズレていると、「ただのわがまま」「キレやすいやばいやつ」「クレーマー」というレッテルを貼られ、大炎上となってしまいます。

「動画消さないの」「出産までSNSを控えて」妊娠中ユーチューバーが「家具運べ」の“傲慢発言”を謝罪も…炎上騒動は収束せず

ちょっとした日常のいざこざをネットで発信する…。“ズレた感覚”が露呈すれば、大炎上は間違いなしだーー。

現在第一子を妊娠中のゆんは、購入した大型家具が自宅に届いた際、配達員に対し玄関の中まで運んで欲しいと頼んだものの断られた事を報告し、 「『それはお客様の事情ですよね。そういうのはやっていないんで。誰か呼ぶなり何なりして、何とかしてください。じゃあ』みたいな感じで行っちゃって。悲しくなった」 「女性だろうが妊婦さんだろうが、一人暮らしだろうが、『そういうのやっていないんで』『お客様の事情ですよね』って言われると悲しい」 と語った。

配達員に“善意”を求めるこの動画には多くの批判的なコメントが寄せられた。

《この歳になってもまだ自分本位》 《自分のことしか考えられないんだね》

「荷物を玄関先で渡すのはごく普通のことです。大型家具や大型家電の場合、自宅内への設置をオプションのサービスとして別料金を提示している業者もありますが、ゆんさんは、事前にそのようなサービスを申し込んでいたとは語っていません。一方的に配達員の方に“善意”を求めたということでしょう」(芸能記者)

9/15(金) 20:10配信 FLASH

叩かれるのは当たり前でしょう。マンションではエレベーターの有無を必ず聞かれます。エレベーターがなければ入り口渡しで、あとは自分で階段を使って運ばなければなりません。

自分は妊婦だからと配達員の善意に頼ったのに、あっさり断られたからといってSNSに晒すというのは、ダメでしょう。

これを言い出したら、歯止めが効かなくなってしまいます。これは配達に限らず、あらゆる商売で問題になる点です。ある顧客に過剰サービスしてしまうと、あの人にはやったのに自分にはやってくれなかった、と言われ、キリがなくなってしまいます。やめたらやめたでサービスが悪くなったと言われてしまいます。良かれと思ってやったことが自分のクビを締めることになるので、一律「そのような無料サービスはしていません」とするしかないのです。

「怖いからやめて」一部始終が 危険なタクシー運転手が“警棒”

突然、ウィンカーも出さず割り込んできたのです。割り込んできた車は、なんとタクシー。ここから恐怖の数分間が始まります。左右にフラフラしながら走行を続けたかと思えば、交差点の真ん中で急ブレーキを掛けるなど危険な運転が続きます。この後、さらにタクシー運転手の驚きの行動が…。  

妻:「棒、持ったよ」

運転手:「撮れ撮れ、写真早く」  

なんと、運転席の窓から出したのは警棒とみられるもの。  

運転手:「110番!110番(通報)だよ」  

威嚇するように、道路に向けて振り下ろします。  

運転していた男性:「(危険な運転で)頭にきていたんですけど、とにかく妻が『怖いからやめて』って言って。(タクシーに)近付かないようにはしました」

9/25(月) 17:55配信 テレ朝News

これも、コメント欄を見ると、動画をアップした運転手に対して否定的なコメントが非常に多いです。動画を見ても、この程度の割り込みは普通にありますし、十分止まれる状況なので、特別危ないという感じはしません。確かに、自分がやられたら、ちょっと頭に来ますけれども、クラクションを鳴らしたりはしません。

つい最近、車線変更をしたときに、はるかずっと後ろの車がパッシングとクラクションを鳴らしてきました。あんなに離れているのに、と思いましたが、自分の前に入ったというのが気に入らなかったのでしょう。こういう輩もいるのです。

確かに、この後のタクシーの運転手の行為はよくないですが(なぜ警棒を持っているのか理解できない)、そのきっかけを作ったのはこの運転手で、まあ、どっちもどっちだな、という印象を受けました。

この程度の話を大々的にニュースとして取り上げるマスコミもどうかと思います。もっと取り上げるべきニュースはあるでしょうに。クラクションを鳴らしたことで殺人事件も起きているので、怒りに任せてのクラクションは危険行為です。むしろ、このことについての警鐘も鳴らしていたら、意義のあるニュースになっていたかもしれません。

なお、この運転手は警察に通報したとのことですが、実は彼自身も「警音器使用制限違反」(つまり、鳴らすべきでない状況で鳴らした)ということで反則切符を切られる可能性もありますね。そこまで考えが及ばなかったのでしょう。

イエスは身を起こして言われた。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」 

ヨハネによる福音書8章7節

いずれにせよ、SNSにアップする時には一呼吸置いて、深呼吸して、冷静になってからすべきです。

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