入試のおかしな問題文、数学嫌いを生まないか
「答えが納得いかない」。小学5年のユズキ(仮名)から質問を受けた。ある中学校の算数の入試問題だ。
2024年4月6日 日本経済新聞
数学の問題は、実は読解力が試されているといってもいいくらいです。入試問題でも読み解くのに一苦労する問題はたくさんあります。日本語の力がないとどうすればいいのか途方に暮れてしまうことも。
この記事の締めくくりは、「ささいなことで数学嫌いにさせないよう、問題文をつくる際には気をつけたい。」となっていますが、まあ、確かに問題文は誤解のないよう正確に作るべきだと思います。
しかし、このような問題は数学に限ったことではありません。普通に仕事をしていても同じ状況が起こりえます。依頼されて仕事を終えても、そんな意図で言ったのではない、と言われ、やり直しをした経験は誰でもあると思います。
「答えに納得がいかない。問題文がおかしい。」と思うような経験はむしろどんどんさせた方が良い。
世の中に出たら理不尽なことばかりなのだから。