わたしは、M1 Mac mini、Logic Pro Xで楽曲を制作しています。
楽曲制作は音を確認しながら制作するものですので、正確な音がわからないと、作った曲がよいものかどうか判断できません。
そこで、専用のスピーカーやヘッドホンが必要になります。なお、専用のスピーカーやヘッドホンというのは、「モニター用」のスピーカーやヘッドホンのことを指します。
普通の音楽鑑賞用のスピーカーやヘッドホンは、鑑賞用に調整されていますので、原音を聴くのには適していません。モニター用のヘッドホンやスピーカーは、それぞれの音が調整されずにダイレクトに聴こえてきますので、どの音がおかしいのか、すぐに気付くことができます。
今は、性能の良いものが安価に手に入るようになりました。もちろん、より性能の良いものを求めるのであればどんどん高価になっていきますが、それを使いこなせるだけの力とお財布との兼ね合いだと思います。
わたしの場合、今のところ、以下の道具で十分満足しています。
モニター用ヘッドホン
モニター用ヘッドホンといえば、ソニーが有名ですが、こちらの商品も優秀です。
ヘッドホンは、装着の具合や音の状態を聴き比べ、実際に試してみるのが一番ですが、あまりに種類が多いので、試しているうちにどれがいいのか、わからなくなってしまいがちです。
そのため、どれがいいのか、ある程度絞ってから聴き比べた方が効率がいいです。
その中でわたしが選択したのは、海外のスタジオで超定番のAKGヘッドホン「K240 Studio-Y3」です。欧米のレコーディングやブロードキャストなどの分野で、多くのエンジニアに愛用されているとのことで、信頼性があります。
しかも、6千円台と安いです。ソニーの定番モニター用ヘッドホンの半額以下ですが、性能は大変良いです。音もクリアに聴くことができます。
モニター用スピーカー
ヘッドホンだけだと、耳が疲れます。また、空間上でどのような響きになるのか確かめたくなった時には、スピーカーが必要になります。
そこで、モニター用のスピーカーを購入することになりますが、これも種類がとても多いです。
スピーカーには、アンプ内蔵のものとアンプが別のものがあります。アンプが内蔵されていないと、アンプを別に調達する必要があります。アンプ内蔵のものなら場所を取りませんので、アンプ内蔵のものを選びました。
このスピーカーは大変コンパクトですが、音はとても繊細で、クリアです。JBLはオーディオメーカーとしては有名なので、説明は不要と思います。
PROFESSIONALという名の通り、プロユースにも関わらず、実質2万円を切る価格で購入することができるので、コストパフォーマンスは最高だと思います。
Bluetooth機能も付いていますので、机の周りもすっきりします。
唯一の不満が、起動音です。最初にスイッチを入れると、「ボオン、ドン、キューン」という音が鳴り、これを消すことも、音量を下げることもできません。結構響きますので、「今の音何?」と聞かれるのが嫌なので、わたしは電源は常時つけた状態にしています。使っていない間はスタンバイ状態になりますので、特に問題はありません。
オーディオインターフェース
マイクやスピーカーを接続する場合には、パソコンと接続するための装置が必要になります。それがオーディオインターフェースと呼ばれる装置です。
ただ接続するためだけの装置ではなく、この措置の性能いかんで、音が大きく変わりますので、性能の良いものを選ばないとマイクやスピーカーがいくら良くても台無しになってしまいます。
わたしは、JBLのモニター用スピーカーを接続するために使用しています。もちろん、これを使ってマイクや楽器からのレコーディングもできます。
赤色で、とてもおしゃれです。Scarlettシリーズの中では最もコンパクトなので、場所を取りません。あまり多くの接続をしないのであれば、このようなコンパクトなインターフェースで十分です。
MIDIキーボード
音を打ち込むための鍵盤です。これ単独では音を鳴らすことはできません。DAWソフト上で音を鳴らすことができます。
わたしは楽器の演奏ができませんので、ピアノを弾くようにリアルタイムに打ち込めません。基本的には、マウスでチマチマと音符を並べています。打ち込んだノートはコピペができますので、特に不自由は感じていません。
でも、ちょっとしたフレーズであれば、慣れてくると片手であれば弾けるようになってきます。どのようなメロディになるのか、また音源の音のチェックをする場合、マウスでやるには限界があります。iPadを連携させる、という方法もありますが、やはり専用の道具の方が便利です。
このKORGの25鍵バージョンは、長さが約40cmです。わたしが使っている東プレのキーボードよりも短いので、場所を取りません。
2オクターブ分の鍵盤がありますので、音を確認するレベルであれば、これで十分です。オクターブをアップダウンするボタンがありますので、オクターブの変更も簡単にできます。