ドラマも映画も時間が短くなる

58分アニメ「ルックバック」100万人動員 タイパも高評価

エイベックス傘下のエイベックス・ピクチャーズは23日、配給する劇場アニメ「ルックバック」の観客動員数が100万人を超えたと発表した。上映時間を通常の映画の半分程度の58分に設定したのが特徴で、スクリーンを高速回転する戦略で興行収入を押し上げる。2時間前後を前提としていた映画作品の作り方が変わる可能性がある。

2024年8月23日 日本経済新聞

スマホ視聴の「3分ドラマ」、ドコモも制作 11兆円市場にらむ

1話3分程度の縦型ショートドラマの人気が若者の間で広がっている。すき間の時間にスマートフォンで泥沼恋愛ドラマなどを手軽に楽しめることが、若者のタイムパフォーマンス(タイパ)志向をとらえる。海外で先行し、2031年には世界11兆円市場との予測もある。スタートアップのほか、NTTドコモなど大手企業も参入し、群雄割拠の様相を見せる。

2025年5月20日 日本経済新聞

誰でも1日は24時間しか与えられていません。なので、どのように時間を使ってもらえるかという時間の奪い合いになってしまうのは当然です。

娯楽がなかった時代には、「十戒」「風と共に去りぬ」など長尺の映画も制作されましたが、ついに1時間を切る映画の時代になってしまいました。確かに、今は動画も倍速視聴が当たり前になっていますし、2時間も映画に時間を費やすというのは難しくなっているというのは当然の流れかもしれません。

1時間で映画を作らないといけないので、脚本の作り方も変わってくるでしょうし、変化に対応するのは大変です。

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