ディズニー、OpenAIの動画AI「Sora」にコンテンツ使用不許可を通告
米ウォルト・ディズニーが、米オープンAIの動画生成AI(人工知能)サービス「Sora(ソラ)」がつくり出す映像を巡り、交渉せずコンテンツの使用不許可を通告していたことが分かった。ディズニーは著作権を厳しく管理することで知られ、9月には他の米新興AI企業に対しても使用停止命令を送っている。
2025年10月7日 日本経済新聞
OpenAIは、知的財産を表示されたくない場合は「オプトアウト」するように申し入れしているようですが、これは順序が違うでしょう。ディズニーの言っていることがまともです。
これは、迷惑メールを送りつけて、配信を停止して欲しかったら配信停止手続きをしてくれ、と言っているのと同じです。そちらから送っていいか、と許可を取るのが筋です。なんでわざわざこちらから「送らないでくれ」と手間をかけないといけないのでしょうか?
「使いたいので許可をくれ」と言ってくるならまだわかりますが、使われたくなかったら外すから言ってくれ、と言うのは違いますよね。ディズニーが、「そもそも許可していないのだから、オプトアウトする必要はない」と毅然とした態度を取るのは当然です。
日本企業もこれくらい強く言わないとダメです。
今後、生成AIは学習したコンテンツとどのくらい類似しているかを判定して著作権侵害にならないレベルのもを出力することを余儀なくされるでしょうね。当たり前ですが。
米映画協会、動画AIのSoraに対策要望 「侵害を防ぐ責任はOpenAIに」
米映画大手が加盟する米映画協会(MPA)は米オープンAIに対し、同社の動画生成AI(人工知能)サービス「Sora(ソラ)」による権利侵害に対処するよう求める声明を出した。著作権の管理者が出力表示の可否を設定する仕様について「侵害を防ぐ責任はオープンAIが負うべきだ」と批判している。
2025年10月8日 日本経済新聞