デジタルデトックス

デジタル過剰、解放も必要

2024年4月1日 日本経済新聞

インスタなどのSNSは、スクロールすれば無限に情報が出てくるので、見続けているとキリがありません。わたしも時々ハマりそうになってしまうので、最近は使用を控えています。(最近は、同じような映像が流れてくるので、飽きてきたというのもあります。アルゴリズムでそうなっているのかもしれませんが、逆効果のようです。)

人間には一日24時間しか与えられていません。そのうち睡眠時間で7時間、食事や風呂、トイレ休憩などで4時間としても、残り13時間をどのように使うかという、時間の奪い合いになっています。普通は仕事や学業がありますので、通勤・通学時間を合わせると、残りはほんのわずかになってしまいます。

そうなると、インスタなどのSNSで時間を無駄に消費することが虚しくなってきます。

デジタル過剰という点では、チケットも問題になっているようです。ダフ屋行為対策とはいえ、電子チケットはスマホの機種変更や通信状況、スマホやアプリの不具合などによって、当日になって表示されず、入れなかったということもあるようです。また、昔は物理的なチケットが記念となった面もありますが、デジタルではそれも味わうことができません。

便利なようで、実は不便です。

最近は音楽配信サービスを利用して1億曲以上にアクセスできるが、聴くのは4〜5個のプレイリストに限られている。

無数の選択肢があると、人はあぜんとして動けなくなってしまう。どうやって聴く曲を決めればいいのか。

何の支障もなく目当てのものにたどり着けると、非常に物足りない。

同上の記事内

これには、同感です。1億曲あっても、時間には制限があるので、聴くことができるのはごくわずか。しかも好みの問題もあります。結局、気に入った曲を何回も聴く、ということがほとんどだと思います。

また、探して見つけ出す手間自体を楽しんでいる面もあると思います。人間は効率だけを求めているわけでもありません。

35〜54歳の米国人の77%、18〜34歳の米国人の63%が「アンプラグド(未接続)」の時代に戻りたいと回答した。

同上の記事内

ちなみに、最近以下の本を読みました。結局のところ、スマホに依存しすぎると運動不足にもなり、それが脳にも良くないということのようです。もっと外に出て、人に会って刺激を受けることです。

目次

万歩計ではなく、8千歩計

運動不足解消には歩くことが一番手軽でお金もかかりません。かといって、ただ歩くだけでは長続きしません。

ということで、わたしが使っているのが以下の万歩計。といっても、今の万歩計は8千歩計のようです。1日1万歩は大すぎで、8千歩で十分ということらしいです。

以前は、「新・平成の伊能忠敬」を使っていましたが、どこかに落としてしまったので、買い直しました。コロナ禍中は価格が上昇していましたが、最近は価格が下がってお手頃になっています。

伊能忠敬が日本1周をした足跡を辿るというゲーム性があります。東京からスタートし、千葉に入って海岸線を歩き、地図上にどこまで歩いたかが表示されますので、達成感があります。時々、色々なキャラクターが表示されるので(レアキャラが出ることも)、それも楽しみです。実距離ベースだと、日本1周するのに8年くらいかかるらしいので、最大50倍速にすることができ、これだと1年以内に達成できます。わたしは今は10倍速にしています。

「新・平成の伊能忠敬」は1万歩が標準で、千歩ごとにバーが上がっていき、1万歩で1日の目標クリアでしたが、「令和の伊能忠敬」は、8千歩が標準で、1メモリが800歩、8000歩で1日の目標クリアになっています。

目標をクリアすると、伊能忠敬が「アッパレ」と褒めてくれます。

目次