人のつながり網羅した『連合の系譜』 東畑開人 大著こそ 斜め読みのススメ
とにかく沢山(たくさん)の本を読む乱読を至高善とする闇の読書術。第2回は斜め読みのススメ。
読書は自由のためにある。授業中に先生の目を盗んで読むSFが最高だったように、読書は支配に抗ってなされるときに蜜の味になる。強制されて読まされる本ほどつまらないものはない。
したがって、本の読み方も自由であるべきで、そのためには斜め読みの権利を確保せねばならない。頭からお尻まで、一字一句を真面目に追いかけな…
2024年12月14日 日本経済新聞
当然、斜め読みをしても良い本と斜め読みをすべきでない本があります。斜め読みができる本もあれあ、できない本もあります。
わたしは仕事柄もありますが、本を読むことが好きなので、大量の本を読みます。読んだ本のほとんどはメルカリやブックオフで売ってしまうので、数年で本棚の中身が入れ替わってしまいます(天井までの自作の本棚が4つで、それに入りきらないもの含めて、常時1200冊くらいはあると思います。最近は、本を売ったお金でまた本を買うというサイクルができているため、非常に安価に本を読むことができているのはありがたいですね)。
ビジネス書に関しては、ほぼ完全に斜め読みです。もう読んだの?本当に読んでいるの?と聞かれるくらい読むスピードが速いと思われていますが、実は適当に読み飛ばしているから早いだけです。というのも、ビジネス書やノウハウ本は、その内容の多くが既知であることが多く、新しい知見というのは少し、ということが多いです。知っていることであれば、目を通しただけですぐに理解できるので、読むスピードもアップします。場合によっては、表題だけ見て、完全に読み飛ばすこともあります。
フォトリーディングというものがありますが、たいていのビジネス書であれば、わたしもフォトリーディングをしていると言えます。しかし、それができない場合もあります。
まったく新しい分野というのは、前提とする知識がないために、読むスピードは当然落ちます。読んで咀嚼、理解しながら読み進めなければ意味がありません。プログラミングの本であれば、実際にコードを確かめて、動かしてながら読み進めたりしますので、一冊読み終えるのに数日かかったりします。
また、小説などは読むこと自体が娯楽なので、斜め読みすること自体がナンセンスとも言えます。
なので、斜め読みも時と場合によると言えると思います。
まあ、読み方など、各人の好きにすれば良く、こうすべきというものはありません。