冬になると、我が家では結露防止のため、除湿機の出番となります。
中でも、一室を図書室にしているので、除湿は必須です。また、雨の日の洗濯物の乾燥にも除湿機が大活躍します。それほど電気代がかかるわけではないので、一台あればとても便利です。我が家でも2台が常時稼働しています。
昨今の値上がりラッシュで、除湿機も随分高くなったという印象です。6年ほど前に購入した時よりも倍近くの値段になっています。
PanasonicのF-YZM60というデシカント方式の除湿機を購入してから6年ほど経ちますが、まだ現役で頑張っています。価格の割には長持ちしています。
実は、除湿機にはいくつか種類があり、それぞれに一長一短があり、選択を誤ると「ぜんぜん乾かない」、ということになりますので、注意が必要です。
除湿機には3つの種類がある
今の除湿機は衣類乾燥機能もついていますので、1台あれば部屋の除湿と衣類の乾燥もできます。
除湿機には、大きく、コンプレッサー方式、デシカント方式、ハイブリッド方式の3つに分けられます。それぞれに特徴があり、また値段も大きく異なります。
夏場の湿気対策には、コンプレッサー方式
コンプレッサー方式は、エアコンと同じ原理で、コンプレッサーで湿った温かい空気を冷却して結露させて除湿する方法です。
コンプレッサー方式のメリットとしては、
- 電気代が安い
- 室内の温度が上がりにくい
デメリットとしては、
- コンプレッサーが稼働するため、デシカントに比べて音が大きい
- コンプレッサーがあるため、大きく、重くなる
冬場であれば、デシカント方式か、ハイブリッド方式(冬でも使えるコンプレッサー方式)
コンプレッサー方式は、温かい空気を冷やして結露させる方式であるため、冬場の気温が低い状態ではその能力が発揮できないという大きなデメリットがあります。これを解決したのがハイブリッド方式ですが、当然値段は一番高くなります。
デシカント方式は、ヒーターとフィルターで除湿します。
デシカント方式のメリットは、
- コンパクトで軽い
- 稼働音が静か
デメリットとしては、
- ヒーターを使うので、電気代が高め
- 室温が上昇するので夏場は不向き(ただし、冬場は部屋の温度が上がるので、除湿しながら部屋も暖かくなるため、冬は逆にメリット)
おすすめはデシカント方式
デシカント方式が電気代が高めになる、といっても、デシカント式の除湿機は本体価格が安いので、電気代の差額と本体価格の差額を比較しても、それほどの大差はないような気がしています。
夏場は雨の日に衣類乾燥に使うくらいで、しかも、浴室で乾燥させますので、室温の上昇はまったく気になりません。
除湿機のメインは冬場の結露対策なので、冬に強く、しかも、安いデシカント方式がおすすめです。