顧客の要望に応えすぎた

顧客は基本的にわがままです。そのわがままをどこまで聞くことができるか。自分の身を削って、わがままを聞きすぎても自分が倒れるだけ。この事例はそのような側面もありました。

テレビ局からいつ台本制作の依頼が来るか分からないから、24時間体制を敷いていた、とのこと。確かに、現場の慣例、事情はあるものの、今は令和です。昭和のやり方は変えていかなければなりません。

〈信用調査ファイル〉台本印刷、TV離れとコロナ直撃 事業譲渡へ自己破産選ぶ

テレビ番組の台本などを印刷する三交社(東京・新宿)が7月2日、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。自力の経営立て直しが難しくなり、支援企業に事業を譲渡するために選択した破産シナリオだった。

2025年7月30日 日本経済新聞
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