スパコン「発熱」で進化失速 電力も壁、防災・医療に痛手
スーパーコンピューターは感染症対策や気象の予測など幅広い研究分野で活躍し、人々の安全や暮らしを守ってきた。だが足元でその進化が止まろうとしている。妨げになるのは膨大な排熱の処理や電力供給の問題だ。将来も使い続けるために、寒冷で過熱を防ぎやすい極域へ移設する着想も出てきた。
2024年12月1日 日本経済新聞
これは、今のAI開発競争も同様の問題に直面しています。
人間も考えすぎるとオーバーヒートしますが、コンピュータは冷却しないと自身の熱で壊れてしまいます。
富岳の発熱量は、1平方メートルに家庭用電気ストーブを80台以上置くのに相当するとのこと。電力消費の約3割が冷却用で、年間の電気代は数十億円にも達するようです。特に、日本は電気代が高いので、コスト競争で負けてしまいます。