バーバリーが苦境

バーバリー、苦境 4~9月期、営業赤字の懸念 値引きで陰るブランド力

英高級ブランドのバーバリー・グループが業績不振に陥っている。最大市場の中国で販売が鈍り、2024年4~9月期は営業赤字に陥る懸念がある。高級感を志向しながらも値引きを続けたことでブランド力が落ち、消費者離れにつながった。欧米の消費も振るわず、約170年の歴史を持つ老舗は苦境に立たされている。

2024年7月20日 日本経済新聞

三陽商会がバーバリーとの契約が切れて、一時期苦境に陥りましたが、立ち直りつつあるようです。それと対照的なのがバーバリー。今はバーバリーが苦境に陥っているようです。皮肉ですね。

ブランドを守る上で、値引きは最悪の手です。高級品が値引きをしてしまうと、そこまでの価値がないということになってしまいます。エルメスなど値引きしません。

とある高級化粧品の会社では、箱がちょっと潰れただけで廃棄処分となり、しかも、きちんと廃棄されたかを確認し、横流しされていないかどうかまでチェックしていました。高級服のブランドでは、焼却炉まで立ち会うということもあります。ブランドを守るためにはそこまでする会社もあるのです。

三陽商会、脱バーバリーへ「頑張った」 黒字後の課題は

三陽商会の業績が立ち直りつつある。2015年に英高級ブランド「バーバリー」との契約が終わった後に低迷が続いたが、品ぞろえの絞り込みや原価抑制といった構造改革を経て、直近は3期続けて最終黒字を保った。株式時価総額は直近ピーク時の約6割まで回復してきた。ポスト・バーバリーに奔走してきたが果たして復活は本物か。

2024年7月12日 日本経済新聞
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