『書評』Unityを使ったアプリ開発 おすすめ書籍

iOSアプリやAndroidアプリ、PCアプリなどの複数プラットフォームにまたがるアプリを制作する場合に重宝するのが、Unityなどのゲームエンジンです。

Unityは直感的に使うことができ、簡単なアプリであればそれほど多くのコードを書かなくてもそれなりのものができてしまう優れものです。また、ユーザー数も多いので、困ったことがあればネットで検索すれば大抵のことは解決してしまいます。

ネットで検索できるといっても、初めて使う場合、どこから手をつければよいかわからない方もおられると思います。

そのため、やはり教則本が頼りになると思います。その中から、わたしも使った中からおすすめしたい本をご紹介したいと思います。(星はわたしの個人的な評価です)

また、最初はゲームエンジンの使い方だけではなく、ゲームを作るにあたって、もっと広い

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Unity関連 おすすめ書籍

Unityの教科書 Unity 2022完全対応版

定番とも言える本で、ほぼ毎年のように改訂されています。導入から実機でのテストまで、この本の通りにやれば、とりあえず簡単なアプリなら制作できるようになりますので、初心者の方には、とても良い本だと思います。

ただし、アプリ審査をする段階まで進もうとすると壁に突き当たると思いますので、あくまで入門書という位置付けになります。

Unity2021 3D/2Dゲーム開発実践入門

「Unityの教科書 Unity 2022完全対応版」の次の段階に進む場合に役立つ本です。この本があれば、iOSの審査にもとりあえず出せる情報が詰まっています。

わたしもiOSアプリ審査に出す際にお世話になり、無事審査を通すことができました。

iOSアプリで収益化しようと広告を入れようとする場合、ATT(App Tracking Transparency)許可リクエストの実装が必要になります。これがないとリジェクトされます。このあたりのことがこの本には詳しく書かれている点がとてもよかったです。他の本にはなかなかない点なので、アプリを公開しようとする人にとってはありがたい本だと思います。

Unityが使えるようになりたい方は、「Unityの教科書 Unity 2022完全対応版」とこの本があればとりあえず何とかなると思います。

また、特にアルゴリズム関係あたりは、意外と昔の本の方が役に立つ良書が多いため、古本で安く手に入れてもいいと思います。それについては、また改めて書きたいと思います。

たのしい2Dゲームの作り方 Unityではじめるゲーム開発入門

わたしの場合、3D機能はほとんど使わず、2Dがメインであり、また、Unityも2Dにも強いので、その点、Unityがわたしには合っています。

実践ベースの2Dアプリを作ろうとすると、入門書レベルでは対応できなくなります。これはどう実装したらいいのだろう、と思ってネットを探しても、まとまった情報を集めるだけでも一苦労です。

なので、このような本があるととても助かります。調べる時間を考えると、本は安いな、と思います。

Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門

書籍版は中古でしか手に入りませんが、電子書籍であれば入手可能です。

放置ゲームについて知りたかったので、購入しました。とても参考になりました。

Unityゲーム プログラミング・バイブル 2nd Generation

この本はとてつもなく分厚い本です。題名にバイブルと書かれているように、辞書として使えます。

いろいろなケースについて幅広く書かれており、ちょっと調べたいことがあるときに重宝しています。

高価ですので、無理におすすめはしません。ですが、値段に見合った内容だと思いますので、本格的にゲーム開発をしようとされるのであれば、手元に置いておいて損はないと思います。

Unity5ゲーム開発レシピ ハマるゲーム制作のノウハウ

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