ゲーム制作には、アイデアが必要です。最初は、このようなゲーム、アプリを作りたい、という思いからスタートすると思いますが、いつかはネタが尽きてしまうと思います。
そのような場合、世の中にすでに存在する、いろいろなゲームを参考にすると思いますが、やはり体系的にまとまったものが手元にあると、心強いです。
ネットで不確実で断片的な情報を集めるよりも、きちんと監修、校訂された書籍からの情報を得る方が、結果的に時間・費用の節約になりますし、誤った情報に惑わされずに済みます。
わたしが参考にしているものの中から、おすすめの書籍をご紹介したいと思います。(星はわたしの個人的な評価です)
ゲーム開発全般についてのおすすめ書籍
インディーゲーム サバイバルガイド
これは、ゲームアプリに限らず、アプリ開発をしている、特に個人の開発者にとっては、必読の書籍だと思います。
個人で開発をしていると、ゲームやアプリ開発の周辺知識についてはなかなか気が付かないところがあります。
プログラミングやゲームエンジンの使い方の知識は増えても、例えば、アプリ公開にあたっての法律的問題にまでは考えが及ばず、知らず知らずのうちに法律違反を犯しているということが十分にあり得ます。
特に、著作権の問題は深刻です。ゲームやゲーム以外のアプリでも、ほとんどのケースでフォントを使うと思います。ここで問題となるのが、埋め込みフォントの取り扱いです。(これについては、関連記事でまとめていますので、こちらをご覧ください。)
ゲームデザインバイブル 第2版
この本もとても分厚いですが、内容は非常に濃いです。
ゲームをデザインするにあたっては、やはり、インプットが必要です。こんなアイデアがあったのか、と刺激を受けることは大切になります。
また、おもしろくなければ、使ってもらえません。使ってもらえなければ、作った時間と費用が無駄になってしまいます。
どのようなゲームがおもしろいのか、おもしろくするためのヒントや、どうやってアイデアを出したらよいのか、アイデア出しのヒントが満載の本です。
使っている人がどのように感じるのか、細かいところまで丁寧に解説されています。
ゲームメカニクス大全
この本は、世の中に存在するボードゲームの辞典のような本です。
まさにアイデア集として使えます。手元に置いて、行き詰まった時や、ちょっと時間が空いた時に、ペラペラめくっていれば、何かアイデアが浮かぶかもしれません。
これだけの内容で、この価格は安いです。
「レベルアップ」のゲームデザイン
この本は、ある程度ゲームを作ったことがある人向けの本だと思います。
ゲームをおもしろくし、どうすればたくさんの人に使い続けていただけるかについての多くのヒントが得られると思います。
ゲームシナリオ入門
ゲームシナリオを作るというのは、漫画や小説のような物語を作るのに似ています。
そのため、このような書籍だけではなく、小説や漫画の入門書も非常に参考になります。