書評『幻肢痛日記』青木彬著 「ない」けど「ある」右足の経験
まず驚いたのが、骨壺(こつつぼ)に入った自分のお骨を、自分で受け取っていることだ。どういうことかというと、本書の著者は右足を切断したのだ。その足が火葬され骨壺に入れられ、当人に渡されたのだ。
右足を切断するのは、さぞかし悲しい、落ち込むことだっただろうと思ったら、著者は”幻肢痛”を楽しみにしている。「ほとんどの切断患者が経験すると聞いていた」「実はこれを経験できることは、ひとつの楽しみだったのだ
2024年12月14日 日本経済新聞
一昨年、坐骨神経痛になり、七転八倒の苦しみを味わいました。しばらく、右足に痺れが残り、右足の小指はまったく感覚がなくなり、あるのにないという不思議な感覚を覚えました。この本とは真逆ですね。おかげで、しばらくは、転んで捻挫をしたり、右足のトラブルが頻発しました。
幸い、毎日、腰痛体操をしたり、ストレッチをしたり、とケアを欠かさなかったのが功を奏したのか、今は神経が修復されたのか、完全に元に戻りました。
リンク