バイオマスの矛盾

輸入材に頼らないとバイオマス発電が継続できない、という矛盾。

廃材が出ないと事業が成り立たず、その廃材が十分に手に入らないので、輸入してまで継続するというのはブラックジョークです。その船の輸送にかかるエネルギーが無駄です。だったら

食品ロスなどを活用するビジネスも聞きますが、食品ロスが減るとビジネスが成り立たなくなるところに難しさを感じます。これはリサイクル業全般に言えることではありますが。

そもそも廃材を出さないことが理想です。廃材をリサイクルする、というのは良いのですが、廃材ゼロが実現してしまうと事業が成り立たなくなるので、廃材が出る仕組みを残す、という意味不明なことになりかねません。

バイオマス新規開発凍結 レノバ、30年度まで 政府補助が縮小 発電拡大にブレーキ

再生可能エネルギー大手のレノバが木材などを燃やして発電する木質バイオマスの大型新規開発を凍結する。燃料が高いほか、政府補助の認定条件が厳しくなり、収益確保が難しいと判断した。石油資源開発(JAPEX)も新規計画がないなどバイオマスの拡大にブレーキがかかる。

2025/7/12 日本経済新聞

日経メッセ街づくり・店づくり総合展から(下)廃材利用し3Dプリント

2025年3月7日 日本経済新聞
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