球形チーズで1歳窒息死 国民生活センター、注意呼びかけ
国民生活センターは20日、今年8月にキャンディータイプのチーズを食べた1歳男児が喉に詰まらせ、窒息死した事故があったと明らかにした。同様に球形の個包装チーズを食べた幼い子どもの窒息事故がほかにも報告されているとして「食べさせるときには、小さく切るなどするように」と注意を呼びかけている。
同センターによると、1歳男児は夕食時に出されたチーズを食べたところ、苦しみ出した。すぐに吐き出させようとしたが出てこず、救急車で病院に搬送されたが、12日後に死亡した。
2024年12月20日 日本経済新聞
このような事故があると、だったら給食に出さない、とリスクそのものを取り除き蓋をしてしまう風潮になってしまっています。もう、こうなったら、一口では食べられない大きさのものにしてしまうしかありませんね。それでも、喉に詰まらせるリスクはあるのですから、もはや流動食に近いものだけを出すしかなくなってしまいます。
給食は廃止して弁当に、となるのでしょうね。今はアレルギーの問題もうるさいですし(飲食店でも必ず聞かれますね)、食に関しては家で何とかしてくれ、と言いたくなります。そうなると今度は、弁当を毎日作るのは負担だとか、格差が丸見えとか、言い出す親がいるからまた困ります。人間はどこまで行ってもわがまま。
先日はうずらの卵でも同じような事故がありました。おかげで給食からうずらの卵が消えてしまったそうです。
「きちんと噛んで食べなさい」と教育すべきところ、危険だからと遠ざけてしまったら、危険を知る機会を失ってしまいます。外食の時に、いちいちうずらの卵は除くように言うのでしょうか。
今の闇バイトやネット犯罪も同じなのかもしれません。相変わらず投資詐欺に騙される人も跡を断ちません。何がリスクなのか、その嗅覚は実体験しないと身につきません。
過保護は結果的に保護したことにはならず、さらに大きなリスクに晒すだけです。