監査法人の収益が減少

4大監査法人の純利益6割減 24年度、人材・IT投資が重荷

監査業界で「ビッグ4」と呼ばれる4大監査法人の2024年度決算が出そろった。EY新日本監査法人を除く3法人が純利益を前の年度より減らし、合計では20億円と6割減益だった。売上高は増えたものの、人工知能(AI)をはじめとするIT(情報技術)投資やサステナビリティー分野などの専門人材を確保するコストが重荷となった。

2024年9月27日 日本経済新聞

AIへの投資は重荷になります。汎用的なものを作るのは難しく、各社の状況に合わせたカスタマイズが必要になると思いますので、どれほど効果があるかはわかりません。

決算書のチェックの事前処理をある程度やってくれると助かるとは思います。しかし、決算数字のチェックは新人教育の一環でもあったので、そこをAIに任せてしまうと、新人に何を任せるのか、という問題が生じる気がします。

また、四半期報告制度が廃止になったことがこれからどう影響するかですね。レビュー報告書という成果物が減るので、普通は値下げ圧力になります。

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