監査法人「ビッグ4」、IPOに再注力 大型案件増にらみ トーマツ、専門部署を復活
「ビッグ4」と呼ばれる四大監査法人が新規株式公開(IPO)企業の監査業務に再び力を入れだした。監査法人トーマツは一度閉じたIPO監査の専門部署を2024年に再度立ち上げた。大手監査法人は近年、人手不足などを背景に中小企業の監査業務を敬遠していた。今後は大型のIPOが増えるとみて受注体制を整える。
2024年10月25日 日本経済新聞
わたしも多くのIPO監査に従事してきました。確かに、IPO監査は労力がかかります。開示作業に慣れない経理の方たちを指導したり、ときにはこちらで作成しないと先に進まないこともあります。そうしながら何年かかけて上場できる体制に仕上げていきます。上場するにあたっても、膨大な上場のための審査資料などを作成しなければなりませんし、大変なエネルギーが要ります。
しかし、タネを蒔かなければ実りはありません。新規上場がなければ先細りですので、IPO支援は欠かせません。