未来型経営にアート思考を 竹内慶氏
不確実性が増し、複雑な社会課題が顕在化する中、組織としての意思決定が困難になっている。一方で、人本主義という言葉に象徴されるように、組織における「人」の重要性が高まっている。過去の組織の在り方に縛られず、固定観念にとらわれない自由な思考が、これからの経営には不可欠だ。
アート、特に先進技術とともに歩むメディアアートは自由な思考で未来社会を洞察するうえでとても強力だ。
2025年2月27日 日本経済新聞
最近の風潮として、アートとは何かよく分からない、一見すると落書きか何かよく分からない前衛的なものをアートと呼んでいる感じがします。
そもそもアート思考という言葉自体をよく理解して使っているのかも疑問です。
固定観念自体が悪いわけではありません。時代に合わないものは変えなければなりませんが、時代に関係なく普遍のものもあります。アップデートしなければならないものはアップデートし、変える必要のないものはそのままで良い、という柔軟性があれば良いだけのことであって、すべてを壊して自由に発想する必要はないのです。
発想というものは制約がある時の方が良いものが出てきやすいという性質があります。
選択肢が多ければ、より良いものが出てくる、というのは幻想であって、選択肢が多いと、かえってどこから手をつけて良いかが分からなくなり、結局一歩も前に進まない、という結果を招くことが多いです。