写真は光を記録するものです。光を必要な量だけ捕まえないと、明るすぎたり、暗すぎたりします。
光のコントロールは、昔は手動で行っていました。露出計はそのためのもので、今でもその重要性は変わりません。わたしも単体の露出計を活用しています。
最近のカメラは露出計内蔵で、自動で調整してくれているので、意識することはありませんが、原理を知っておいたほうがより良い写真が撮れると思います。
カメラの原理は、よく眼に例えられます。
絞りが瞳孔の開き具合、シャッター速度がまばたきのスピード、ISO感度が明るさへの慣れに相当します。
光の量が少なすぎる場合、
- 絞りを開く、つまり瞳孔を開く。
- シャッター速度を遅く、つまりまばたき回数を減らす、じっと見る
- ISO感度を上げる、つまり、暗闇にしばらくいると目が慣れてきて、よく見えるようになる。
という対応になります。