仁徳陵初の測量図展示 堺市博物館、住民との関わり紹介
日本最大の前方後円墳で世界遺産の仁徳天皇陵古墳(堺市、大山古墳)と、明治時代以降の地元住民の関わりを紹介する企画展「仁徳天皇陵と近代の堺」が同市博物館で開催されている。
宮内庁宮内公文書館、関西大との共催。公文書が多く仁徳陵を描いた初の測量図など約90点のほとんどが初展示という。同市博物館の学芸員は「陵墓を未来にどのような形で保全、継承していくのか考えるきっかけになれば」と期待を寄せる。11月10日まで。
5世紀中ごろに築かれた大山古墳は明治期以降、宮内省諸陵寮(当時)が拝所を整備し、堀の水を周辺田畑の灌漑(かんがい)用水として使用するなど地元と密接に関わっていた。
2024年9月23日 日本経済新聞
堺市に昔から住んでいた人たちに聞くと、小さい頃には古墳に入ってよく遊んでいたとのこと。土器のかけらをお堀に投げたり・・・。仁徳陵でも花見ができていたとか。戦後すぐの昭和の話なので、それほど昔でもありません。
オーバーツーリズムが問題になっていますが、ここ堺市に限っては無縁の話です。