全日空に厳重注意、タイヤ空気圧低下も交換せず 国交省
航空機のタイヤの空気圧が低下していたのに交換せずに運航したとして国土交通省は25日、全日本空輸(ANA)を厳重注意した。整備担当者が意図的に違反行為を行い、社内での報告もなかったとして「安全管理体制に不備がある」とし、再発防止策を11月8日までに報告するよう求めた。
国交省などによると福島空港で9月7日、伊丹空港に飛ぶ航空機について、グループ会社の整備士がタイヤの交換が必要であることを認識したに…
2024年10月26日 日本経済新聞
これは怖いですね。過去に、空気圧が低い状態のまま放置した結果、滑走中にバーストして、露出した金属を滑走路に直接擦り付けた状態で離陸してしまい、高温になった車輪を格納した直後に火災になって墜落した航空機事故がありました。まさかこの事故を知らないわけではないでしょう。
この事例では整備士は気付いて何とかしようと努力しようとしていましたが、責任者が運行の遅れを恐れて許可しなかったのが原因でした。今回の件も同じにおいがしますね。