今までは、大量のキャラ作成のために、新人イラストレーターにも仕事が回ってきて、それがスキルアップの場になっていた面もありましたが、その場もAIに奪われてしまうようです。イラストレーターにはますます厳しい世界になってしまいました。わずか数年でここまで激変するのは今までに無かったことのように思います。
ゲーム、「創造」領域にAI コロプラは想定外のキャラ生み出す
ゲームでキャラクターやシステムの作成など創造的な領域に人工知能(AI)を活用する動きが出てきた。コロプラは人気デザイナーと協力し、生成AIでイラストを自動生成するデジタルカードゲームを販売した。従来は著作権問題などに配慮し、画像修正やプログラミングなど補助的に用いられていたAIがゲームの根幹部分にまで及びつつある。
2025年9月9日 日本経済新聞
背景に関しては、生成AIの精度はかなり良いようです。モブの作成も不要となるでしょうから、アシスタントから修行する道は大幅に狭くなってしまいます。
これは漫画以外も同様で、下積み経験の機会が奪われてしまいます。
漫画家にAIアシスタント、作画時間6分の1 ビジュアルバンクが新会社
写真素材販売の「アマナイメージズ」などを手掛けるビジュアルバンク(東京・渋谷)は、漫画家の作画を人工知能(AI)で支援するサービスを1日から始めた。漫画家の画風をAIに学ばせれば、下書きをもとに人物画や背景をAIが描画する。権利問題に触れない高品質なAIツールで漫画制作の負担を減らす。
2025年7月1日 日本経済新聞
コールセンターの職は減りますが、もともと不人気です。コールセンターなんかは、AIに任せてしまった方が良いと思います。AI相手ではカスハラも起きません。
アフラック、AIで電話応答の人員半減 オープンAIと提携
自動化でコスト減500億円 保険業の構造に変わり目
米系のアフラック生命保険は人工知能(AI)を使って日本のコールセンターの人員数を半減する。米オープンAIと組んで顧客に自動で応答するシステムを開発した。500億円のコスト削減を見込む。保険は顧客対応や営業で多数の人手がかかる。AIが従業員に置き換わる段階まで進み、労働集約型だった保険業の事業構造を変える可能性がある。
講師業も厳しくなりそうです。とにかく、AIによってホワイトカラーが最も影響を受けやすくなっています。
富士通、自分のAIアバターでプレゼン動画作成 30カ国語対応
富士通は10月にも、利用者自身のアバター(分身)が多言語でプレゼンテーションをできるようにする人工知能(AI)サービスを始める。自身の顔写真と声を登録すると、自分を模したAIのアバターがプレゼン内容を説明する。利用者自身の顔と声を使ってAIアバターを作成する技術はかねてあったが、ビジネス専用のサービスは珍しい。
2025年6月18日 日本経済新聞