AIスキルは必須

これからは、AIのスキルは必須です。AIを使うと、仕事の効率がぜんぜん違います。

「G検定」の取得を義務化するところもあるようです。この手の資格は、知識の取得には効果的ですが、実際に使いこなせるかとは別なので、やはり、日常的にChatGPTやClaude3に触れるのが一番です。

TOEICだって、実際に会話をすれば実力がすぐにわかるわけですし。

わたしは、生成AIは毎日は使いません。なので、課金もしていません。今のところ無料で十分。

使うプロンプトはほぼ決まっており、精度もだいたい予測ができるようになったので、使う時間自体が減った感じです。使いたい時に、一瞬で答えができてしまうので、AIに張り付くことがありません。

また、AIの力を借りて自動化プログラムを組んだのも大きいです。毎朝、Pythonを呼び出して、コマンドを一行打ち込めば、数分で作業が終わってしまいます。ネットからのデータ取得、分析、結果のグラフから、レポート形式にまとめることまで自動でやってくれるので、以前なら数日かかる作業が5分もあれば終わってしまいます。

以下のシミュレーションもAIの力を借りて作ったものです。USGS(U.S.Geological survey)のデータを取得し、震源の日時、場所(緯度、経度)情報を抽出し、マグニチュードに応じて円の大きさを変え、アニメーションにしてWebM形式で出力するまで、すべて自動でやってくれます。日本だけでなく、全世界でどうなっているのか、自分で調べてみたかったのですが、こういうのが簡単に作れてしまいます。これ以外にも、台風やハリケーンのシミュレーションプログラムも作りました。

なので、これからは、生成AIだけではなく、プログラミングの知識も必須で、特にPythonは絶対だと思います。

進歩の速度がとても速いので、勉強した時点での知識はすぐに陳腐化します。わたしもAI関連の書籍は、まったく知識がないうちは購入しましたが、今はまったく購入しなくなりました。

経営トップ、生成AI「毎日使う」4割 翻訳や議論相手に 社長100人アンケート

自身の仕事で生成AI(人工知能)を毎日使う経営者が4割に上ることが「社長100人アンケート」で分かった。半数近くが「企画などのアイデア出し」に使うと回答した。生成AIは業務の効率化だけでなく、経営者のディスカッション相手の役割も担い始めている。

2025年6月28日 日本経済新聞

三菱商事、AIスキルの資格取得を管理職要件に 全社員必修へ IT業界以外に拡大

三菱商事は2027年度から人工知能(AI)資格の取得を管理職の昇格要件にする。データ分析や業務管理でAIを使いこなす人材を増やす狙いで、いずれは役員を含む5000人超の全社員に資格の取得を義務付ける。日本企業で社員にAIスキルを求める動きが本格化してきた。

2025年4月29日 日本経済新聞
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