NTTコム、「秘密計算」で創薬支援 患者データを安全活用
NTTコミュニケーションズ(コム)は17日、出資先の医療スタートアップとの業務提携に関する説明会を開いた。データを暗号化したまま処理・分析できる「秘密計算」の技術を搭載した医療データベースを共同構築する。プライバシーに配慮しながら患者データを活用できる環境を整え、がん向けや希少疾患向けの創薬を後押しする。
「データを守りながら活用する。今までできなかったような新しい分析や活用の方法を見いだせる」。同日の説明会でNTTコムの桜井陽一スマートヘルスケア推進室担当部長は強調した。新たなデータベースサービスは2025年度中の提供開始を目指す。
2024年12月17日 日本経済新聞
これは創薬に限らず、普通の企業でもニーズがありそうです。
企業秘密を機械学習させる場合に、ローカル環境であれば問題ありませんが、クラウド環境で実施するには、やはり漏洩のリスクがあります。クラウド環境でもデータを秘匿したまま学習させることができれば、安心して活用することができると思います。